オーベルズはダレスバックから小物アイテムまで手縫いと手編みの革工房です


Custom made Original Bag
手縫いと手編みの革工房 オーベルズ

特 集

Concept コンセプト Obells のこだわり


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コードバン

ステッチ

コバ磨き

ハンドル

世界の至宝「コードバン」の魅力を貴方に

 

革の宝石・革のダイヤモンドと喩えられ、革製品を愛する人にとって憧れのコードバン。そのしっとりとした輝きは、格別な高級感と落ち着いた大人の趣きを演出してくれます。

どこかアンティークな雰囲気が漂うのも、たまらない魅力のひとつです。

 

そんな、世界の至宝「コードバン」を贅沢に使い、

「手縫い」と「手編み」をはじめとするハンドメイドで

鞄を中心とした「革製品」という形にしてみました。

 

希少な革であるため入手が難しい材料で、ハンドメイドという生産性からも、数が限られてしまいますが、一人でも多くの方に、その魅力を存分にご堪能いただき、末永くご愛用くださることを願っています。

トリプルステッチはコードバンを引き立てる

 

「伝統的な技術として知られる革レース縁かがりステッチ。これをコードバンの革製品に生かすことはできないか?」そんな発想から、伝統手法シングルステッチ・ダブルステッチを進化させ、「トリプルステッチ」にしてみました。Obells はコードバンという優美な素材にマッチした、「縁かがり」と「手縫いステッチ」との融合を一つのテーマにしています。

 

ロウ引き糸による手縫いステッチは大変きれいで魅力的なものです。そして革の切り口であるコバの仕上げが美しいと、手縫いステッチもいっそう引き立ち高級感を演出します。

そこで、コバを磨いて仕上げる代わりに、コバを包み込むように「革レース縁かがり(トリプルステッチ)」を施し仕上げたのが Obells の編み込み入り革製品です。縁を10cm包み込むために約1mの革レースを使って編んでいく「トリプルステッチ」は、その手のこんだ造りが魅力です。

 

縁かがりの革製品というと、カジュアルな雰囲気を連想しがちですが、コードバンの縁にトリプルステッチを施すと、いっそうアンティークな表情を見せてくれるところが大きな魅力です。優美なコードバンをいっそう引き立てます。

コバ再生可能 / 繊維が密なコードバン

 

革の切り口であるコバの仕上げは大変重要で、コバが美しければ、その革製品全体に高級感が漂います。

 

Obells では革の切り口が見える製品にコバ仕上げを施す際、蜜ロウを一切使っておりません。

それは、「コバの化粧仕上げが剥がれる」という心配がなくなるのと同時に、繊維が大変密なコードバンはコバも磨き易く、日常のお手入れの対象になると考えるからです。

 

Obells のコバ仕上げは、革を染色した後、磨き液のみを使い職人が納得いくまで丁寧に磨き、仕上げることをこだわりにしています。

 

こうすることで、日々のお手入れによってコバ自体も個性的に変化する革製品となり、また、永年使い込んだ製品でも、お客様ご自身によるコバ磨きで再生が可能という利点にもつながります。

手に馴染むハンドル形状

 

口金や錠前の付いたダレスバックなどは、金具が多い分どうしても通常の革鞄より重くなりがちです。

 

Obells のハンドルは芯材に重ね合わせた革素材を使用しているのはもちろんですが、長く持ち続けても手に馴染んで疲れにくいように、素材とともにその形にこだわり、日々工夫を続け製作してまいりました。

 

握った瞬間の感触とともに、実際に長時間カバンを持ち続けるテストを何度も繰り返すことで、「手に馴染むハンドルは、鞄の重さをも変えてくれる」ということを職人が身をもって実感し、少しずつ形を変化させ、ハンドル形状を決めました。

 

「使いたくなるダレスバック」を実感して下さることを心から願い、丁寧に制作することが Obells のこだわりです。